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ダンボール家具 "Dplus" Factory tour

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Wemake運営スタッフの外山です。

ダンボール家具の最優秀作品であるDplusの工場見学に行ってまいりました。

 

ダンボールに詳しくない私ですが、いつのまにかあの独特の甘い香りと優しい触り心地に魅了されました。ダンボールには数多くの種類や特性があり、ダンボールの素材の特性を生かした梱包形態などを考える職人の方のお話をお聞きし、ダンボールの奥深さに引き込まれる工場見学となりました。

普段は一般の人向けには開放されておらず、今回は特別訪問させて頂きました。関係者の方々ありがとうございました。

 

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ダンボールはもともと英国でシルクハットの内側が蒸れるのを防止するために開発されました。その後、米国にて梱包材として注目され、特に海軍省では“Operation Light Pack”というプログラムを組み、積極的に3層ダンボールの使用を開始しました。その3層ダンボールが「安く、軽く、強い」ハイプルエースとなります。

  

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日本中の人々の生活を支えるダンボール。絶え間なく動く工場の機械からは日本経済の呼吸のようなものが伝わってきます。

 

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 ダンボール家具の製作では、サンプルカッターを活用し、一点から受注可能という少量多品種のカスタムメイドができます。通常のダンボールも取引先の要望に応じて少量多品種生産を行っているとの事で、フレキシブルな生産体制に驚かされました。

 

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プロトタイプで試し刷りしてもらったグラフィックバージョン、ダンボールの独特の風合いと印刷が相まって想像以上にクールな印象でした。

 

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工場の奥にあったステンシル。ダンボールとの親和性がかなり高く、独特の風味が美しかったです。実際に作業させてもらいましたが、非常に楽しくぜひワークショップを開催したいと思いました。。

 

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今回のプロジェクトでは、使い手が自らの生活にあわせて改変をしやすいダンボール、中でもより家具に適したハイプルエースという素材を用いて、オープンにデザインを行い、新しい家具をつくる、というテーマです。シルクハットに始まり梱包材として世界中の人々の生活を支えるダンボール。ダンボールの新たな一面を発見すべく尽力いたしますので、今後ともダンボール家具プロジェクトにご注目ください!

 

 

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外山